まくろい空に
ぽっかりあいた
まるい穴
向こうの空は
どんな色
もう私を
追わないで
そんなに私を
見つめないで
白い月
紫色の朝の空
西に残る
白い月
白いままで
稜線に落ち
川面に映る
月が
波うち
どこまでも
流れていく
木曜日, 4月 02, 2009
恋愛歌(~2009.3)
お願い行かないでと
言わせた
女の
伏し目がちな
喜び
恋をした
あの日を
返してと
日記帳を
火にくべ
桜を見て
歩いていたら
二人同時に
つまずき笑う
そんな恋
雨の日は
猫を抱いて
泣く日です
あした笑顔に
なるために
言わせた
女の
伏し目がちな
喜び
恋をした
あの日を
返してと
日記帳を
火にくべ
桜を見て
歩いていたら
二人同時に
つまずき笑う
そんな恋
雨の日は
猫を抱いて
泣く日です
あした笑顔に
なるために
心象(~2009.3.31)
唐突な
別れの言葉が
どこまでも
青い空に
染み渡る
絶えることなく
流れ落ちる滝を
絶やすものかと
根を張る木々よ
赦してよ人間を
臓物を
もつものの
しあわせを
美しきなりで
嗤うミジンコ
言の葉を
玩びつつ
己を癒す
己の膿を
言に晒す
別れの言葉が
どこまでも
青い空に
染み渡る
絶えることなく
流れ落ちる滝を
絶やすものかと
根を張る木々よ
赦してよ人間を
臓物を
もつものの
しあわせを
美しきなりで
嗤うミジンコ
言の葉を
玩びつつ
己を癒す
己の膿を
言に晒す
心象
空に浮かぶ雲が
白い塊ではないことを
知ったときの
幼なき悲しみ
いまだ抱えて
もとめあうことを
あまえとみなし
すべてとのかかわりを
こばみつづけたあげくの
孤独
私の中に
蠢くものから
のがれることができぬので
このからだを
裏返してみる
白い塊ではないことを
知ったときの
幼なき悲しみ
いまだ抱えて
もとめあうことを
あまえとみなし
すべてとのかかわりを
こばみつづけたあげくの
孤独
私の中に
蠢くものから
のがれることができぬので
このからだを
裏返してみる
心象
苦しくて 空を見上げる 星の瞬きは 素知らぬ顔で 遠くのまま
雨空に 落ちていくよう 吸い込まれていくよう 足もとには何もなくなり 重力さえもなくなってしまい
ゆらゆらと ゆらぐ心の なかにある 熾火は誰も 消せはしまい
雨空に 落ちていくよう 吸い込まれていくよう 足もとには何もなくなり 重力さえもなくなってしまい
ゆらゆらと ゆらぐ心の なかにある 熾火は誰も 消せはしまい
心象(病室にて)
網戸越しに 月を眺める ビルの上の 僅かな空間 星などなく
真っ黒な ビルとビルの あいだから 一センチメートルの 朝陽が燃える
茜色の夕焼けが 最後まで 茜色のまま 暗闇になればと 願いつつ
真っ黒な ビルとビルの あいだから 一センチメートルの 朝陽が燃える
茜色の夕焼けが 最後まで 茜色のまま 暗闇になればと 願いつつ
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