日曜日, 2月 18, 2018

意味のある言葉が

意味のある言葉が
ひとつひとつ消えていく
残った言葉の残骸を
拾い集めて

どうするというのだ
キーボードを叩くように
言葉を書き記し
口から出まかせの出ぬように
唇を紅く塗り手繰る


水曜日, 11月 11, 2009

遠く 遠くに
車の
走り去る音
蓼の花
揺れ
星空の中に
落ちていきそうで
足を踏ん張ってみる
アナタノトコロヘハ
マダイケナイ
心から
零れ落ちる
蒼い雨
光を失った
時間の欠片

水曜日, 11月 04, 2009

透きとおった空が
生きろというから
もうすこしだけ
生きてみようか
霜柱が光る
遠く遠くに
車の
走り去る音
蓼の花
揺れ

ちいさな思い出

烏帽子岩を
眺めながら
歩く砂浜は
幸せな頃と
なにが違う


切通しにて
ふと立ち止まる
蜥蜴が通り過ぎる
そんな小さな思い出ばかりが
日向ぼっこの友となり
愛しているよと
ささやきながら
私の中の誠実を
影も残さず
喰いつくす
君の心の暗闇に
そっと寄り添う
私の中の暗闇と
溶けて流れて
消えるまで

水曜日, 10月 28, 2009

無といった瞬間、あるのだろうか

宇宙の無限と
海の無限と
肉体の無限と
心の無限と
ないものの無限と

秋なのに…

桜色の
この肌
きみの
ゆびが
染めた

火曜日, 10月 27, 2009

寒いから
ひとつになって
眠りたい
君の背に
口づける

木曜日, 7月 02, 2009

飽きもせず
瞬きもせず
見つめあい
髄液までも
瞳で舐める

月曜日, 6月 22, 2009

夢とうつつと

洞窟の中に隠れてみる
誰も私を
思い出さない
誰か私を
思い出して


そっと
君の背中に
くちづける
もいちど
愛してほしいから


黄色い
花が
咲いている
あなたはもう
いないのに


さびしい
なんて言葉を
思い出せない
そのくらい
さびしい

月曜日, 6月 08, 2009

さびしさ

いだきあい
まじわりあい
いとしみあっても
ひとりの
よる


空が溶けて
海になり
私は
溶けて
砂になる


目を閉じて
冷たい枕に
触れてみる
君の思い出
置いてみる


幾度
電車を
乗り継いでも
たどり着くことの
できない恋